5歳の息子が2歳の娘に「ちゃんとして」と言うところを見て気づく、「ちゃんとして」の無意味さ。

2児のパパ、かずへろです。

息子もあっという間に5歳。

色々と娘と遊んだりすることも多くなってきた。

以前までは、一人だけで遊んでいたから、お兄ちゃんになってきたなーって思う。

(でも、喧嘩は日常茶飯事になってしまいましたけども)

最近、兄妹のやりとりを見るのも増えてきた。

よく息子は「ちゃんとして」って怒鳴りつけてるんだけど笑

そんな時いつも思う。

2歳児相手に「ちゃんとして」って怒ったところで無意味なのになーって。

(それを見てるのは楽しいですけども)

息子の「ちゃんとして」に気付かされる親の「ちゃんとして」。

今日はそんな話。

お兄ちゃんと妹の争い

※以下、兄妹間の内容は、息子→お兄ちゃん、娘→妹

やっぱり5歳と2歳でも喧嘩はするんやね。

見てると面白いんだけど、ほとんどお兄ちゃんが負けてるのがなんとも笑

パパママの取り合いとか、お菓子の取り合い、妹がお兄ちゃんのおもちゃを勝手に使うとか、よくあること。

妹は、本能のままに、お兄ちゃんは本能と理性で妹に対抗するんだけど、全然噛み合ってないのがほとんど笑

お兄ちゃんが必死に言い聞かせても、妹は無視。

最終的に、お兄ちゃんのお菓子(おもちゃ)は自分のものだと言い出す娘。(ほんまもんのジャイアンや)

結局お兄ちゃんが妹に怒鳴って、泣いて、パパやママに泣きついてくるいつものパターン。

妹がちゃんとしてくれへんって...

もちろん、お兄ちゃんの言い分が100%正しいことが多いんだけど、そこまで怒鳴っても一緒やんって思ってしまう僕がいる・・・

あと、もう一つ。

妹がなかなか靴を履かない、なかなかご飯を食べようとしない時、お兄ちゃんが世話してくれることがある。

はじめは優しく教えたり、説得したり、手伝ったりしてあげてるんだけど、妹がなーんにもお兄ちゃんの言うこと聞かないもんだから、結局お兄ちゃんが怒鳴ってる。(悲しい片思い)

ちゃんとして!って

ちゃんとしてって何よ。

でも、自分もよく子供に言ってるよなーって気づかされる。

「ちゃんとして」は感情的な言葉だと気づく

ついつい使ってしまう、「ちゃんとして」。

なんでだろうって考えたら、便利な言葉ってことに気づいた。

もし、じっとしてご飯を食べてくれない時に、「ちゃんとして」って言うのは簡単だけど、「ここに座ってお箸を持って、静かに食べてね」なんて言ってられないよね。

「ちゃんとして」には色々な言葉を含ませているから、便利なのは間違いない。(息子が使うぐらいなんだから)

逆をいえば、何も考えてない言動だなって最近感じるようになった。

「ちゃんとして」といえば、ひとまずその場を乗り切れるみたいな。

もうちょっと深く考えてみると、「ちゃんとして」って言ってる時ってたいてい怒ってない?

というより、めちゃくちゃ怒る前兆じゃない?

息子を見ていて思うけど、怒るまでは丁寧な言葉を使ってるんだけど、だんだん感情的になると「ちゃんとして」て連発してる。

つまり、怒る=親の心に余裕がないときってことだと思う。

だから、ある意味「ちゃんとして」はそのサインと思ったらいいかもしれない。

言葉を選ぶ余裕がなくなってしまって、とりあえず感情的な言葉の「ちゃんとして」を多用してしまう。

そのことを理解するだけで、「ちゃんとして」を多用しないように対策できるんじゃないかなって思う。

「ちゃんとして」を言わないための対策。一呼吸を置く

それじゃあ、「ちゃんとして」と言わないようにどうしたらいいんだろう。

僕が最近意識してるのは、子供の言い分を聞いてあげること。

子供は子供で、自分の言動が正解だって思っての言動なんだから、感情的になってばかりじゃ可哀想かなって思う。

言動が全否定されるみたいな (考え過ぎや)

だから、もちろん怒ったとしても、なんでそんなことしたの?って必ず聞くようにはしてる(冷静に優しく)

その意識の良いところは、一呼吸を置けるところ。

話は逸れるけど、

以前コールセンターで働いていたときに、クレームの電話があった。

一通り話聞いて保留にして、会話に戻ってみたらお客さんの気持ちが落ち着いてることが多い。

もっと効果的なのは、数時間後に折り返したら、もうクレーム話なんて忘れてるっていう笑

(人間ってそんなもんだよね)

感情的なときに、自分を少しでも落ち着かせることさえできれば、心の余裕ができるから「ちゃんとして」は言わなくなる。

「ちゃんとして」の後に、教えてやればいい

ちなみに、いつ子供の言い分を聞くの?って話だけど、どっちもある。

緊急性じゃない場面なら、言い分を聞いてから怒って(叱っての方が正しいかも)、危険なこと(道路に飛び出すとか)なら怒ってから言い分を聞く感じ。

後者だと、結局感情的になってるやんってことになるけど、感情的になり過ぎなくて済むからおすすめ。

つまり、「ちゃんとして」って言った時は、「ちゃんと」を後から教えてやればいい。

例えば、道路に飛び出してしまった時に、感情的に「ちゃんと歩きなさい」って言ったとする。

その後に、なんで飛び出したのか聞いてみて、車の危険性と周囲の人に迷惑がかかることを教えてやればいい。

「ちゃんとして」だけで、終わらせない方が絶対良い。

「ちゃんとして」だけは、あんまり意味ない。

最後に

「ちゃんとして」って子供に言わない方がいいってのは色々な本やら専門家が言ってる。

その理由は詳しく知らないないけど、同じような理由かな?知らんけど。

でも、子育てって現場だから、机上ではわからない「時と場合」に左右される。

だから、「ちゃんとして」って絶対言わない!って意気込んでしまうぐらいなら、今のは仕方ない場面だよね笑って切り替えるぐらいの気楽な考え方の方が良い。

「ちゃんとして」だけで、終わらせない意識さえ持っていればいい。

僕も親初心者。

子供から学ぶことも多いなーって感じる。

子供のフリ見て、我が振り直す。

うん、そういうこと。(なんや、そのまとめ。ちゃんとして)

※「ちゃんとして」って書き過ぎて、「ちゃんとして」って言葉が嫌いになってきた。

これも一つの対策かも。