子供に「どうしたらいい?」って問いかけてくる絵本。問題解決能力を高めるためにできること。

2児のパパ、かずへろです。

インターネットが普及したことで、色々な幸せのカタチが共有されてきた。

子供たちが大人になる頃には、僕たちの想像を超える仕事や生き方が広まるんじゃないかな。

でも、時代が変わろうと、人間は人間。なんにも変わらない。

時代の変化に逆らうのは、もう諦めた方がいいよ。

それより、時代の変化に対応し、今の自分に何ができるかを考える力を身につけた方が、ずっといいと思う。

そんなことを考えると、子供の育て方も、何でもかんでも僕たちの正解を押し付けない方がいい。

子供が自分で考えて、問題解決できる癖を、今のうちから身につけさせたいと思う。

良い絵本を見つけたよ。

今日はそんな話。

【絵本紹介】せんろはつづく

結構、有名な本らしいから、知ってる人も多いかも。

せんろはつづく

文・竹下文子

絵・鈴木まもる

この絵本の内容をざっくり解説すると、

電車を走らせるために子供達が線路を作っていくんだけど、山や川の障害物があって、うまくいかない。

それをどう解決していくかの話。

この絵本の面白いのは、

どうしたらいい?

って聞いてくること。

実際、山があるけどどうする?って5歳の息子に聞いたら、スコップで山を掘って平らにするとか、そんな答えが出てくる。

それが正解かどうかはどうでもよくて、読みながら「どうしたらいい?」って考えるきっかけを作ってくれるのがいい。

子供も楽しいけど、色々な答えが出てくるから、僕たち親も結構楽しめるよ。

あと、絵本って色々な気づきを与えてくれる。

上の写真なら、

  • 右ページの子供は何をしているの?
  • 左ページの一番前の子供は、何で鍬(くわ)を持っているの?

そんなふうに、色々な質問や気になる絵がたくさん散りばめられている。

なんなら、うさぎは何匹いる?ってクイズも出せたりする。

この絵本、色々なシリーズがあるらしいし、子供が興味を持つなら、他のも買ってみようかな。

うん、そうしよう。

どうしたらいい?と考える材料は、日常に転がってる

「どうしたらいい?」って出来事は、絵本の中だけじゃない。

実は、日常にもそこら中に転がってる。

昨日の、キウイを食べた話。

息子が、ママが出してくれた小さいプラスチックのフォークで、キウイを食べようとしてたんだけどフォークを刺しても滑って、なかなか口まで運べない。

息子がイライラし出して、僕に食べさせてって言ってきた。

ママが出した答え(プラスチックのフォーク)を息子が、自分の答えにどう変換するか…

どうしたら食べれると思う?

そんなふうに聞いてみたけど、なかなか答えが出てくることもなく…(そんなうまくいかない)

フォークの使い方やら、そもそもフォークを使わなかったら?って、色々考えるコツを教えながら答えを探してあげて… (大らかな心が必要です)

結局、箸を使うって答えが出て、無事食べることができた。

多分、私ならこうする!みたいな答えがいっぱい出てくるんじゃないかな。

子供に限らず、親も。

そんなふうに、どうしたらいい?っ出来事は、日常に溢れてる。

でも、それを見逃してて、すぐに答えを与えてしまう。

正解を教えるのは、学校や保育園、塾に任せればいい。

僕たち親は、子供の内なる可能性を広げるためにいる。

僕はそう思うようになった。

子供のへんてこな答えを、理解するまで質問攻めする!

さっきの絵本「せんろはつづく」の話だけど、

もし、山があるけどどうする?って子供に聞いた時、へんてこな答えだった時。

例えば、

・そのまま山に線路をつくる

・山をクレーンで吊って、どこかに持っていく

(子供だともっと変な答え出そうだけど)

そんな時、絶対ダメとは言わないようにしたい。

子供は天才。

すごい発想力と創造力がある。

僕たち大人より、柔軟だから、ダメと言える立場じゃない。

むしろ、尊敬した方がいい。

だから、なるほど!って理解できるまで、質問攻めしよう。

  • どうやって山に線路をつくるのか。
  • どんなクレーンを使うのか。
  • 山をどこに持っていくのか。

そんなふうに、話を広げて、広げて、広げまくる。

これは子供のためじゃない。

僕が理解したいから聞く。それでいい。

まだ、具体例がないから、これ以上は何とも言えないけど、

今後、何か面白いことがあれば、共有しようと思う。

【注意】考えることを放棄させない

さっきのキウイの話。

もし、手で食べるって答えが出てきたら、どうする?

もちろんOK!

実際に手で食べさせる。(ママには怒られそうだけど)

もし、ママに食べさせてもらうって答えが出てきたら、どうする?

もちろんOK!

パパがだめならママか。ある意味、良い答え。

でももし、もう食べないって答えが出てきたら?

それは、OKにしない。

自分で考えることを放棄させない。

自分で答えを探す時代に、自分で考えずに生きていくのはしんどくなる。

できる限り、考える癖をつけてあげられるようにしたい。

補足

将来のためと、ためになる本やおもちゃばかり買い与えるより、子供が興味を引くものが一番良い。

それだけは勘違いしないようにしたい。