嫌がる息子と怒鳴り散らすママの戦い。5歳の息子、初めてのスイミング。

2児のパパ、かずへろです。

息子も5歳になり、そろそろスイミングに通わせたい。

ということで、昨日、体験入学に行ってきたよ。

それがまあ、大変だったんだよ…

スクールに着くなり、嫌がって帰りたいと泣く息子。

怒って、もう諦めて帰ろうとするパパ。

怒って、無理やりでも体験入学に参加させようとするママ。

戸惑うスタッフさん。

そして、スクール内を走り回る娘。(これは日常茶飯事)

どうしても嫌がる息子にとって、何が一番良い選択なのか。

あなたの子供ならどうする?

その答えは息子の親である僕たちにしかわからない。

子育ては最適解。

それを実感した1日だった。

今日はそんな話。

子育てに、正解なんてない。あるのは最適解だよって過去のブログで書いたので見てちょーだい。

スイミングスクールに着いた途端、嫌がり帰りたがる息子

スイミング前までは、機嫌がよかったのに。

今日はプールだから頑張ろうって笑顔で向かったはずだった。

でも、着いた途端、着替えるロッカーに入った途端、事態が急変した。

嫌だと言い出して、挙げ句の果てに泣き出した。

また、始まったよ…

その時、僕とママは正直そう思った笑

息子はね、環境の変化に弱いタイプ。(今はね)

初めて行く環境や初めて出会う人や友達、初めて乗る乗り物なんかにすごく抵抗がある。

だいたい、嫌だ、帰ろうと泣いて、その場でウジウジする。

保育園の時も、USJの時も、どこか親戚の家に行く時も…

だからね、頭のどこかでは、こうなるんじゃないかなってのは予測してたの。

でもさ、5歳児にとって、ほとんどのことが初めてじゃない?

もう、そんなことも言ってられない。

僕たちは覚悟して、できる限り機嫌を損ねず、スクールに連れて行ったわけ。

まあ結局、こうなっちゃったんだけどね

ここまで来たんだから、息子にどうにか体験させたい。 

家を出る前にグズったならまだしも、もうスクールには着いてるし、受付も済ましたし、後は着替えるだけ。

ついでに、お金も払ってるんだから、どうしてもスイミングの体験をさせたい。

それが僕たちのゴール。

せっかく来たから頑張ろう。

今日だけで良いから頑張ろうって。

そう言い聞かせても、横に首を振るだけ。

刻々と時間が迫ってる。早くしないと。

子育ては、心と時間に余裕を持つことから、と言ってる僕もママも、そんなこと言ってられなくなってきた。

ここからは、お察しの通り。

ギャン泣きの息子と、怒り狂うママ、早々に帰ろうと諦めるパパ。

この戦いの幕開けです笑

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僕の頭の中

僕は、「押してダメなら引いてみな」のことわざ通り、早々に諦めた。

いつものことだから、今はタイミングじゃないのかなって。

引いたら、息子も「やっぱりやる」って言うかもしれないし。

そんな気持ちだった。

お金はかかってるけど、大した金額でもないし。

もういいから、早く帰ろうって。

今日スイミングしないなら、サンタさん来ないからって捨てゼリフなんか吐いては、その一言に息子が反応したりして。

息子の頭の中

後の話だけど、冷静になってからなんで嫌がったのかを聞いてみた。

息子は、「なんかドキドキしてたから」と言ってた。(まあ、かわいい)

環境の変化に弱いといえば、それで思考停止するから言いたくないんだけど、そういうことなんだと思う。

ロッカーで、プールに入るのかと聞くと嫌がり、その場でウジウジする。

僕が帰ろうと言ったら、余計に泣いて、帰るのも嫌がる。

どうしたらいいんよ?

嫌がる原因を、息子ながらに自分の言葉で教えてくれたのは、嬉しかったんだけど笑

ママの頭の中

ママも、半分は諦めてたと思う。

一度は、ロッカーを出て、受付スタッフさんにキャンセル伝えて、スクールを出たからね。

でも、ママは僕とは違った。

ロッカーでも、外に出ても、ずっと「一回でいいからやってみいや」と何回も息子に言い聞かせていた。

もちろん、息子はそんなこと聞かず、泣いてたんだけど。

後から聞いたら、ママにはママの考えがあったらしい。

ここでスイミング体験入学に行かなかったら、後悔する

って。

これは、ママ自身の話じゃない。

息子自身の話。

息子とママの性格の共通点

ママは、息子の言動で、心理状態に気づいてた。

それが、

息子は帰りたがらなかったこと。

考えてみるとそうなんだけど、もし本当に嫌なら靴履いて早く帰ろうとするはず。

でも、息子はそうしなかった。

泣きながら嫌とは言うけど、その場から逃げようとしない。

パパが帰ろうとすると、パパの足をつかんで帰らさないようにする。

これはママ自身、自分の性格に似てるって言ってた。

変に意地になって、本当はやりたい気持ちもあるのに、あと一歩が踏み出せない。

自分を動かしてくれる「何か」がほしいって。

でも、その「何か」がないからモヤモヤして、後々悔いが残ることもある。

だから、息子も今そういう気持ちじゃないかなって、後の話でママは言ってた。

だから、ここは食い下がらず、無理やりにでも行かせた方がいいって思ったんだって。

僕は、反省したよ。

僕はどちらかというと、我が道を行くタイプ。

やりたいならやって、嫌ならやめたらいい。って思うタイプ。

自分のやりたいことで、他人に意見を求めるなんて、あまりしない。

だから、子供には自分で決めなさいって、よく言ったりする。

でも、誰しもそうじゃないこともある。

結局どうなったの?

結局ね、ママが説得?して、無理やりだけど、連れて行かせることができた。

嫌がる前に一回やってみてから、嫌がりや。

一回もやってないくせに、嫌とか言うな。

そういう趣旨のことを、周囲に響き渡る声で怒鳴ってたから、説得なのかどうかはわからないけどね笑

結果、息子はなんだかんだ1時間頑張って、帰る頃には

めちゃめちゃ楽しかった。通いたい

って言ってた。

ママはどっと疲れてたけどね笑

息子は、着替えた後も、やっぱり嫌だって言ってたらしい笑

だから、他の子もいるプールサイドでもママは怒鳴ってたんだって。(そりゃ疲れるわ)

教えてくれるコーチも、引いてたみたい笑

無理やりコーチに引き渡して、そこからはもう大丈夫。

結局、一歩目の勇気だけ。

周囲はどう思っていたかわからないけど、ママはすごいって改めて思った。

だってさ、どの参考書にも書いてないよ。

子供が嫌がってるのに怒鳴ってでも連れて行く場面はこうだ!なんてね。

答えは現場にしかない。

ママは息子にとって「最適解」を見つけた。

ここは連れて行かないと後悔するって。

ママに感謝と敬意と、少しのお金を渡します。

内気で臆病?な息子にとって、大きな成功体験

もし、息子をあのまま帰らせていたら、どうなっていたんだろう?

もし、無理やりプールに行かせたことで、息子のトラウマになってたらどうしよう?

冷静になって考えると、タラレバの話になるけど、そんなことは知らん!

結果論だけど、息子にとって大きな成功体験ができたという事実。

それだけでいい。

一歩踏み出す勇気を出せば、楽しむことができる。

でもね、実際息子だけの話じゃない。

僕たち親にとっても、成功体験ができた。

一歩踏み出せないだけで、どうせやったら楽しいって言うんでしょ?

一歩踏み出せないだけで、本当は後押ししてほしいんでしょ?

一歩踏み出せないだけで、どうせ始めたらすぐにできるようになるんでしょ?

そういえば、自転車も怖いから乗れないって言ってたな。

大丈夫、どうせ、すぐにできる。

それが、うちの息子だから。